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対話型講演会の講師をしていただきました中村成信氏がテレビの情報番組でご紹介されます
2017.02.28札幌円山キャンパスニュース
2017年2月18日(土)13:30から北翔大学北方圏学術情報センターPORTOで、「対話型講演会 認知症になっても自分らしく生活したい」を開催いたしました。本講演会では認知症の当事者である神奈川県在住の中村成信氏にお越しいただき、現在の生活や、どのようなことを思っていらっしゃるのかをお話しいただきました。
 
中村成信氏は講演会前日の2017年2月17日(金)、新千歳空港に到着されてから講演会が終了するまで、HTB(北海道テレビ放送株式会社)による密着取材を受けておられました。本プロジェクトが開催した「対話型講演会 認知症になっても自分らしく生活したい」の講演内容も含め、中村成信氏の生活の様子やメッセージは、HTBの情報番組「イチオシ!」のシリーズ企画「老いるショック」で放送されます。
 
放送日時:2017年2月28日(火) 18:15~19:00
放送局:HTB(北海道テレビ放送株式会社) 6チャンネル
※なお、放送後(約1週間後を予定)は、HTB(北海道テレビ放送株式会社)の「老いるショック」特設サイトのホームページやYouTubeの動画でいつでも視聴することができます。
 
HTBの情報番組「イチオシ!」のシリーズ企画「老いるショック」は、超高齢社会を迎え、さまざまな負担増に直面する老後の暮らし。シリーズではあらゆる老後の問題についてわかりやすく解説しています」(HTBホームページより)と企画の意図を説明しています。

なお、HTBのシリーズ企画「老いるショック」は、平成28(2016)年、日本民間放送連盟賞特別表彰部門「放送と公共性」で優秀賞を受賞されています。2015年9月から老いにまつわる多様なテーマを地道に取材、放送してきた姿勢が高く評価されています。詳細につきましては、HTBホームページ(http://www.htb.co.jp/htb/kouhou/pdf/2016/20160915_01.pdf)でご確認ください。
 
※日本民間放送連盟賞 特別表彰部門
日本民間放送連盟(民放連)が2006年新設した部門賞で、このうち「放送と公共性」は放送の公共性を強く意識しながら民放各社で取り組んでいる企画や開発の事績に対して、賞が贈られています。
 
現在の医学では認知症の進行を遅らせることができる薬が開発されていますが、認知症を予防することはできません。また、中村成信氏が発症した認知症のひとつである「前頭側頭葉変性症(ピック病)」は、難病に指定されており現時点では進行を遅らせる治療法も確立されていません。
 
しかし、講演会の中で中村成信氏が訴えていた「地域全体で認知症の理解が進み、認知症であることを公表できるようになればいい。認知症の方に優しい地域は、誰にとっても住みやすい地域である」社会が実現できるよう、これからも本研究プロジェクトは引き続き研究を進めていきます。
 
北翔大学 北方圏学術情報センターPORTO
認知症当事者および家族への支援に関する研究プロジェクト
研究プロジェクトメンバー:黒澤直子、佐々木浩子、尾形良子、吉田修大

対話型講演会の講師をしていただきました中村成信氏がテレビの情報番組でご紹介されます

対話型講演会の講師をしていただきました中村成信氏がテレビの情報番組でご紹介されます