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北方圏生涯スポーツ研究所研究検討会開催
2022.09.13スポーツ科学センターニュース
 9月12日(月)15:00~16:10、北方圏生涯スポーツ研究所6階大会議室において、『令和4年度 第1回北方圏生涯スポーツ研究所研究検討会』が開催されました。会場には同研究所の研究員が集まり、沖田研究所長の挨拶の後、「高齢者の健康寿命延伸」「子どもの体力・運動能力」「冬季スポーツ」の3つの研究分野からそれぞれ発表がなされました。

 「高齢者の健康寿命延伸」分野では、小坂井研究員から、地域での基礎的な検討の具体例として、赤平市における無作為抽出による高齢者の心身状況・生活習慣調査と成果についての発表がなされました。上田研究員からは、地域での実践的な検討、健康スポーツプログラムの継続と拡充、スポルクラブ、まる元、人財育成プログラムの開発と普及についての発表がなされました。沖田研究所長よりコロナ禍による体力の低下とその後の運動等による改善については大事なデータであるため、精査し、自治体等へより訴求できるように努めていただきたいとのコメントがありました。

 「子どもの体力・運動能力延伸」分野では、梅村研究員から、北海道の小学生の体力の現状と課題、児童期のさまざまなスポーツへの取り組みと体力の関係、体力向上研究における課題、保護者の健康とこどもの健康等の関係について発表があり、北海道における小学生の体力・運動能力に関連する保護者の関わりを丁寧に検証していくことが必要であるとの発表がありました。また、今後は小学校体育授業の改善から体力向上への間接的アプローチを検討したいとの報告がありました。沖田研究所長より、この分野に関しては、既存の論文を調査し、改めてどの分野を調査研究していくのか、どういう狙いで研究していくのかを精査していくことが大事であるとのコメントがありました。

 「冬季スポーツ分野」では、吉田昌弘研究員より、冬季スポーツにおけるアスリートのサポート体制の説明があり、本学の研究目的として、北方圏で活躍する冬季スポーツ競技者の競技力向上を目的にジュニア選手の包括的サポート体制を構築すること、ジュニア選手のデータを多角的に収集し基礎となるデータベースを作成すること、比較対象となる冬季スポーツ選手(シニア)の体力特性データを収集することが挙げられました。具体的な実験の方法、実験の流れ、測定方法、栄養部門の算定及び評価、メンタル部門の調査方法、シニア選手の体力特性データの測定内容等が発表されました。そのうえで2022年度の体力測定実施内容が具体的に報告され、2022年度は基礎的データ収集に努めること、2023年度はなんらかのサポート介入を行い現場に還元すること、2024年度には効果判定を行い、他競技への展開を図ることが目標として述べられました。沖田研究所長からは、プライバシーの問題に配慮しながらゲノム解析も取り入れるなど深化した研究について検討してみてはどうかとの提案がありました。

 最後、沖田研究所長から、文部科学省の戦略的研究基盤形成支援事業として事業を行ったときから大きく進歩したとはいえない現状がある。各教員が多忙を極めていることは理解しているが多忙でもできることを考え、特徴のある研究を行い、研究成果を論文という形にしていけるように、引き続き尽力いただきたい。研究所に対しての「外部評価に対する成果を出していただきたい」という期待に応えて欲しいとの総括がありました。