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健康福祉学科 新着情報

地域福祉の実践者から学ぶ
2014.11.17健康福祉学科
社会福祉士の受験資格取得を目指して勉強する学生が履修する相談援助演習Ⅲでは、コミュニティソーシャルワークについて事例を使って考えながら学生が学んでいます。11月5日には札幌市厚別区社会福祉協議会から小平正治氏に、翌週の12日には札幌市清田区第2地域包括支援センターから芦崎祐公氏にお越しいただき、地域における福祉活動の内容をお話しいただきました。
 
社会福祉協議会の活動の中でも、特に力を入れているものとして孤立死の防止や多問題世帯への支援、障がい者の地域支援生活、買い物難民の解消、福祉マップの作成など、話せる範囲で実際の事例を交えながら紹介してくださいました。また、地域包括支援センターの活動については、高齢者の身近な相談機関という位置付けであるため、悪徳商法から高齢者を守る取り組みや認知症高齢者を地域で見守る環境づくり、地域住民への啓発活動や介護予防活動などが紹介されました。
 
いずれにおいても地域住民や他の施設、専門機関とのネットワークを作ることの重要性が強調されていました。相談してもらうには、その人が困る前に相談先のことを知っていてもらわないといけないので、学習会やボランティア活動などを通じた日頃からの関わりが大事とのことでした。
 
講師としていらしたお二人は、楽しそうにご自身の仕事についてお話ししてくださり、忙しいながらも充実した福祉活動を実践されていることが、学生にも伝わったようでした。
 
※ 相談援助演習Ⅲは人間福祉学部では2年次開講、生涯スポーツ学部健康福祉学科では3年次開講の科目です。