私の専門は「野外教育」という分野です。紙面の都合上、細かい説明は割愛させていただきますが、一言で説明すると「野外活動（アウトドアスポーツ）を用いた教育活動」となります。
今年も夏の専門実習を実施しました。目的は「代表的な活動として登山、自転車を取り上げ、基礎的な理論や技術などについて総合的に理解を深める」、到達目標は「同様の活動を自ら計画し、主体的に安全に実施ができる能力の獲得」です。3密を回避するため、直近2年は自転車を用いたプログラムでした。そしてコロナ禍3年目の今年は、以下のプログラムで実施しました。
1日目：MTBグループ走（約60km）大学〜道民の森神居尻地区
2日目：神居尻山登山、MTBグループ走（約40km）道民の森神居尻地区〜しのつ公園キャンプ場
3日目：MTBグループ走（約20km）しのつ公園キャンプ場〜大学
学生は主体的に野外活動及び野外教育に関する知識やスキルを事前に学び、それらを基に安全に配慮して、自分たちで活動を計画します。実際の活動はなかなか計画通りには進みませんが、だからこそ、そこには多くの学びが存在します。野外教育を通してどのようなことが学べるか？それは体験した人にしか分かりません。興味がある人は、ぜひ野外教育の扉を叩いてみてください。
坂谷充 （専門：野外教育）
MTBグループ走
寝床と食事作り
登山
ご褒美のマジックアワー
