こども学科
こども学科の特長
3つのポリシー
-
1
DIPLOMA POLICY
学位授与方針
本学科では、以下に示す資質・能力等を修得した者に学位を授与します。
【知識・理解】
(1) 感性豊かな、魅力ある人間性を持ち、社会人としての幅広い教養を身に付けている。
(2) 保育・教育の分野及び保育、音楽、教育のいずれかのコースでの専門的な学修を通して、保育者・教育者として社会に参加していくための実践的な知恵を身に付けている。
【思考・判断】
(3) 自らの生涯設計において課題を設定し、その課題を解決するために、専門的な分野での学修を生かし、社会に役立てようと考察することができる。
【関心・意欲・態度】
(4) 教育現場及び地域社会において、積極的に自身の学修成果を還元することができる。
(5) 他者を尊重し、共生社会の実現に寄与することができる。
【技能・表現】
(6) 保育者・教育者を目指す専門分野での学修を通し、高い職業的技能を身に付けている。
(7) 自身の考えや立場を他者に伝え、他者との調整ができるコミュニケーション能力を身に付けている。
-
2
CURRICULUM POLICY
教育課程編成方針
本学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するため、以下の方針に基づき教育課程を編成します。
【教育内容】
(1) 短期大学部共通科目では、短大での学修への導入科目として「基礎教育セミナーⅠ」、「基礎教育セミナーⅡ」を配置する他、英語、情報機器操作の基礎を修得する科目を配置している。
(2) 本学科の3つのコース(保育・音楽・教育)では、共通に学修する「コース共通科目」として、「保育士関連科目」「保育士・幼稚園教諭関連科目」「幼稚園・小学校教諭関連科目」等があり、その中に関連する科目を配置し、2年間で履修する学びの土台作りを行っている。
(3) 「コース共通科目」での学びを通して、「社会福祉主事任用資格」の取得を位置付けている。
(4) コース専門科目では、「保育コース」「音楽コース」「教育コース」それぞれの専門性を伸ばすべく、より高度で専門的な科目を開設し、そのコースにおける必修科目として位置付けて学びの深化を図っている。
(5) 「コース専門科目」での学びを通して、「保育コース」では「幼児体育指導者検定2級」、「音楽コース」では「幼稚園・保育園のためのリトミック指導資格2級・1級」を位置付けており、「教育コース」では「こども環境管理士2級」の取得を推奨している。
(6) このように、学科横断的な「コース共通科目」そして専門性を重視した「コース専門科目」へと基礎から専門へと2年間で段階的に学修できる体系としている。
【教育方法】
(1) コース共通科目では、0歳から18歳までの発達段階に応じたこども理解や指導の方法、ならびにその年齢幅においても普遍的である教育に対する情熱やこどもに対する接し方などを、一貫して学べるようにしている。
(2) コース専門科目では、自主的で対話的な深い学びを重視し、知識やスキルなどの他、コミュニケーション力を高める学修を行っている。
(3) コース専門科目では、保育所、児童養護施設、幼稚園、小学校での実習を設定し、学修内容を実践する機会を用意している。それらの実習では、こどもに関わり、先生方と協力して経験を深め、教育に対する意欲をさらに高めることを重視している。
(4) 担任制度により、入学時、学期末、年度末等の節目に面談を行い、学修状況確認と卒業後の進路について指導を行っている。
【教育評価】
(1) 各授業科目において、ディプロマ・ポリシーで示した能力や資質が育成されているかどうかを見極める振り返りを行う。また、実習での活動の様子や積極性なども含めて評価する。
(2) 授業後に、学びの振り返りを行うなど、習熟度を学生自ら確認できるようにする。
(3) コース共通科目、コース専門科目、実習での活動の様子、免許・資格取得状況等から、2年間(長期履修生は3年間、4年間)の学びの成果を総合的に評価する。
-
3
ADMISSION POLICY
入学者受け入れ方針
本学科では、以下に示す資質・能力等を身に付けた者を受け入れます。
(1) 高等学校の教育課程を修了し、高等学校卒業に相当する学力を身に付けている。
(2) 論理的・社会的なものの見方・考え方ができる。
(3) 保育者・教育者を目指す上で、保育、音楽、教育コースの専門的な分野に興味や関心を持っている。
(4) 修得した知識や経験を保育・教育現場や社会で役立てたいという目的意識や意欲がある。
(5) 自分の考えを論理的に考察し表現するなど、コミュニケーション能力を身に付けている。
(6) 創造したり表現したりすることの技能が備わっている。
カリキュラムマップ

PDFはこちら
学びのステップ
-
1年次教育・保育に関する基礎的な知識の理解
|
前学期 |
後学期 |
専門科目[一例] |
●音楽表現●造形表現●身体表現●教職概論●教育原理●保育原理 |
●こどものリズム表現Ⅰ●言語表現●こどもの食と栄養●教育心理学●乳児保育●保育内容総論 |
-
2年次教育・保育に関する実践的な技能の育成
|
前学期 |
後学期 |
専門科目[一例] |
●こどもの保健Ⅱ ●器楽応用 ●教育課程論 ●保育内容表現 ●教育実習 ●保育実習Ⅰ |
●総合実践演習 ●保育相談支援 ●幼児身体教育学 ●現代こども学 ●障害児保育 ●音楽療法演習 |
-
こども学科の3コース
保育コース
こどもの心身の成長、発達、遊びについて学び、こどもを支援できる人間性豊かな保育者を育てます。保育士や幼稚園教諭として働くことをめざし、音楽、造形、運動遊びの教育内容を重視するとともに、現場体験も豊富に取り入れた学びを展開します。
POINT!
「幼児体育指導者検定」の認定校です
運動遊びの指導レベルを認定する同検定への挑戦を通して、指導力向上を図ることができます。
音楽コース
こどもの発達に即した楽しい表現活動が展開でき、豊かな表現力と指導力を併せもった保育者を育成します。幼稚園教諭や保育士として働くことを目標に、音楽活動の中で身体・造形表現なども取り入れ、保護者に必要な感性と技術を身につけます。
POINT!
「幼稚園・保育園のためのリトミック指導資格」が取得可能
音楽を使って、こどもの身体的・感覚的・知的な成長を促すリトミックのスキルを将来の仕事に活かせます。
教育コース
こどもたちの成長を見通した教育者・保育者を育成します。「国語(書写を含む)」、「算数」、「外国語活動」が必修です。また、小学校で、こどもの体力向上のための指導やボランティアティーチャー体験、こども学科農園の活動などを盛り込み、確かな指導力を身につけます。
POINT!
保・幼・小の資格・免許状をもつ意味とは?
保・幼・小の連続性や対象年齢の成長を理解することで、広い視野から個々のこどもを導くことができます。
取得できる資格・免許
資格・免許 |
保育コース |
音楽コース |
教育コース |
保育士資格 |
● |
● |
● |
幼稚園教諭二種免許状 |
● |
● |
● |
幼稚園・保育園のためのリトミック指導資格1級・2級 |
|
● |
|
小学校教諭二種免許状 |
|
|
● |
社会福祉主事任用資格 |
● |
● |
● |
在学中に各コースで受験可能な検定
検定 |
保育コース |
音楽コース |
教育コース |
幼児体育指導者検定2級 |
● |
|
|
こども環境管理士2級 |
▲ |
▲ |
● |
▲教育コース以外でも受験可能
学びを活かせる将来像
職業 |
保育コース |
音楽コース |
教育コース |
保育所の保育士 |
● |
● |
● |
児童養護施設の保育士 |
● |
● |
● |
児童発達支援センターの保育士 |
● |
● |
● |
幼稚園教諭 |
● |
● |
● |
幼児体育指導者 |
● |
|
|
認定こども園職員 |
● |
● |
● |
リトミック指導者 |
|
● |
|
小学校教諭 |
|
|
● |
児童厚生施設の職員 |
● |
● |
● |
就職について
※平成27年度については2016年5月1日現在、平成28年度については2017年5月1日現在、
平成29年度については2018年3月31日現在のデータを掲載しています。
また、就職率につきましては、就職者数÷就職希望者数で算出しています。詳細はこちらをご確認ください。