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研究科長挨拶

大学院生涯スポーツ学研究科  研究科長 沖田孝一(おきた・こういち) 大学院生涯スポーツ学研究科 研究科長
沖田 孝一(おきた・こういち)

 本学に「生涯スポーツ学研究科」が設置されて4年目を迎えます。第1期生と第2期生は、順調に研究を完成し、修士論文の審査を経て、晴れて修士となっております。本学が所在する北海道の運動・スポーツの特徴は、積雪や寒冷に代表される冬季環境や長期に及ぶ氷雪寒冷が不利でもあり特長にもなることです。我が国では平成22年に文部科学省が「スポーツ立国戦略」を策定し、平成23年には国が「スポーツ基本法」を成立させるなど、全国民を対象として国レベルでスポーツの普及機運が高まっています。「生涯スポーツ社会」への推進化が我が国の重要な課題であり、そこで活躍できる人材の養成が求められています。

 本研究科では生涯スポーツを「ライフステージを通して、個人の興味・関心・年齢・体力等に応じて実施するスポーツ活動」と捉えています。具体的には、幼年期における幼児体育、少年期・青年期における学校体育や少年団活動・部活動、壮年期における社会人スポーツ、中年期・高年期における中高齢者スポーツ等を扱う教育をします。青少年期には競技志向のスポーツが多く行われます。競技スポーツは、生涯にわたるスポーツ活動の動機付けの誘因となり、体力向上や青少年の健全育成に貢献する等の役割を担う側面があります。このような観点から本研究科では、競技スポーツは生涯スポーツとは不可分であると考えています。本研究科では、広い概念を持つ生涯スポーツ学に対して次の3 つの側面に重きを置き、夫々を分野化し、積雪寒冷環境に軸足を置きつつ以下に述べる立場に立って教育研究を進めます。
・「スポーツ科学」的視点: スポーツ動作およびその上達過程を分析し理論化する。
・「応用健康科学」的視点: 社会人・中高齢者スポーツの推進・振興に貢献する。
・「スポーツ教育学」的視点: 幼児体育や学校体育の理論、スポーツ指導の理論を体系化する。
これら3つの視点によって生涯にわたるスポーツ活動を理論体系化し、年齢層やスポーツ技量の違いなど各対象に応じた質の高いスポーツ指導・支援が可能な人材を養成することを目指しています。