社会連携・生涯学習

資料請求はこちらから
オープンキャンパス

サークル紹介

就業力養成科目の充実(H26)

平成26年度の取組

北翔大学では、北海道・東北ブロックの取り組みテーマのうち、主に『企業構造・地域課題を踏まえた教育内容の評価と改善』に関して平成24、25年度に引き続き取り組んできた。本学の就業力養成科目のカリキュラムは、平成25年度までは全学共通の科目が、2科目4単位であったが、平成26年度以降の入学生からは教育課程を大幅に変更し、全学共通科目の中に10科目計13単位を配置し、うち7科目9単位を必修として位置付けて全学的に充実を図ることとなった(下表)。
それをうけ本事業では、これらの就業力養成科目が実質的に高い教育効果が得られるよう、科目の具体的展開に向けた諸準備に力点を置き、教材の作成、教員向け研修会の開催等を行った。また、実務家による講演会の開催、他大学との情報交換、企業及び卒業生へのアンケートやヒアリング調査等を行った。

平成26年度以降の北翔大学教育課程における就業力要請科目群

以下に北翔大学が平成26年度に実施の取組概要を記す。

1.就業力養成科目の教授能力向上や実施方法に関する取り組み
(1)企業人アドバイザーを招いての就業力養成科目に関する打合せの実施
①第1回:平成26年6月18日(水)13:00~16:20、計6名参加
キャリアデザインⅡ「キャリアと人生」の回に講話する学科長に対するキャリア形成事例の抽出について、評価についての最終確認等。キャリアデザインⅢで行うコミュニケーションワークの仕方、指導案作成について。

②第2回:平成26年8月20日(水)13:00~17:00、計13名参加
キャリアデザインⅡの「キャリアと人生」の回の展開方法に関して、成績評価・レポートの書き方について。

③第3回:平成27年2月2日(月)10:40~16:00、計17名参加
キャリアデザインⅡを終えての反省会、キャリアデザインⅢ実施に向けて担当教員の具体的な授業内容の展開について。

就業力養成科目の教授能力向上や実施方法に関する取り組み

(2)就業力養成科目の具体的展開に向けた指導案の作成
「キャリアデザインⅢ」、「就業力特別講義Ⅱ」の具体的な授業展開に向けたシラバス及び指導案の作成を行ったグループワークを重点に置いた授業展開方法や、論理的思考を習得するための学生のモチベーション向上につながる授業展開方法等の指導案を作成した。

2.「就業力養成科目」に関する教材開発
(1)本学での学びの専門性を活かした職種概要等に関する資料作成
ジョブカード制度のモデル評価のシート等を参考に、本学で養成する複数の職種について、職種の概要、関係資格、本学の対象授業、就く際に求められる能力、就いた後に研鑽すべき能力などをわかりやすくまとめた資料。

(2)自己分析ツール教材
キャリア演習Ⅰで使用予定の自己分析に関する資料を作成した。自己分析をするためのシートやコミュニケーションを円滑に行うための会話のポイント、話し方・発表のポイントなどをわかりやすくまとめた教材資料。

「就業力養成科目」に関する教材開発

(3)キャリア形成事例説明資料
キャリアデザインⅡ「キャリアと人生」の回の学科長講話の内容整理するために、アドバイザーによるヒアリングを実施した。講座に沿ったキャリア形成事例を抽出し、それに基づいた説明資料。

(4)ビジネス文書・敬語に関しての使い方に関するスライド教材
キャリアデザインⅡ授業で使用する、ビジネス文書・敬語に関してのスライド資料の作成。書き言葉と話し言葉の違いに関する内容も入っている。

(5)インターンシップ前マナー講座のDVD制作
インターシップに参加する学生の事前学習教材としてビジネスマナーに関するDVDを作成した。
学生がインターンシップに参加するにあたり身に付けておかなければならないビジネスマナーを8つの項目から解説している教材。

インターンシップ前マナー講座のDVD制作

3.卒業生アンケートにみる教育改善内容検討に関わる調査分析
卒業生に対する就業状況アンケート調査分析
現行の授業改善、教育カリキュラムの改善、卒業後教育へのニーズ調査、企業等と大学との連携等に関するアンケート調査分析を実施。対象者:平成19年度~平成25年度卒業生(平成19~23年度卒業生は一昨年のアンケートにて返答があった卒業生)に実施。大学院生を除く回収件数は425件、39.2%の回収率であった。

卒業生アンケートにみる教育改善内容検討に関わる調査分析

4.実務家による講演会の開催や、外部研修会等への参加
(1)平成26年12月25日(木)13:10~14:40「組織活性!チーム力UPマネジメント~社会のニーズに対応できる学生を育てるために~」教職員49名参加
教育力を高めるための「組織活性化」について学ぶ機会として、自治体・企業向けのコーチングや研修にも数多く取り組んでいる外部講師を招き講演会を実施した。「コミュニケーション力」をアップすることが組織活性化につながるとして、組織構成員の「育ってきた環境」や「価値観の違い」を理解し、同じ目標を持って取り組む必要がある。ひとつの方法として、会議の枠から外れた「オフサイドミーティング」といった気軽に真面目な話をする場を作ることが重要であるとの内容であった。

実務家による講演会の開催や、外部研修会等への参加

(2)北海道・東北ブロック全体会議や外部研修会等の参加による他大学との情報交換
①平成26在6月9日(月)、インターンシップ等の取組拡大キックオフ会議参加。事業推進責任者である小樽商科大学よりテーマBの取組の説明があった。文科省からは28年度以降は独自で展開をさせる意識を持って取り組んでもらいたいということ、貝体的な成果も求められているとのことであった。取組の背景・目的、取岨の推進体制、スケジュール、期待する成果等を説明したのち、他大学の担当者からの質問があり、インターンシップの定義について、コーディネーターの職務について、企業が求めるインターンシップ等について、5大学で協議を行った。

②平成26年6月12日(木)、インターンシップの取岨拡大の情報交換会に参加。文部科学省と独立行政法人日本学生支援機横の担当者から実施計画、実施調査報告、インターンシップ等実務者研修会等について説明と報告があった。その後、各地峨の幹事校11大学より、15分ずつ事業概要や補助金終了後の事業の継続性等について報告があった。

③平成26年8月19日(火)、インターンシップ等の取組拡大連携大学会議に参加。各大学から今年度のインターンシップについての現状報告と共通プログラム実施に向けての報告があった。インターンシップの拡大について、人材フォーラムについて共通プログラム実施に向けて意見交換を行った。

④平成26年9月1日(月)、北海道・東北ブロック全体会議参加。「青森公立大学におけるインターンシップの取組について」の発表、「各校におけるインターンシップ等の取組事例」発表があった。その後「コミュニケーション力・行動力を育てる」というテーマでグループに分かれ発表・討議を実施した。

⑤平成26年9月9日(火)、インターンシップ等実務者研修会参加。専門人材をどのように育むべきかについて、人材を外部から取組む大学や若手教員の第二専門領域に位置付ける大学や教育評価システムを構築する大学の例が紹介された。また、インターンシップの質の向上セッション、グループディスカッションが行われた。インターンシップに参加し、学ぶことの意味を考えるようになれば、学習意欲の深まりに繋がると考えられ、インターンシップの普及の大切さを改めて感じる研修となった。

⑥平成26年10月23日(木)、南東北地域グループ会議参加。南東北地域グループ大学からの報告があり、それに対しての企業からの質問、意見交換が交わされた。会津大学では、企業見学及びグローバルキャリアワークショップについての報告、桜の聖母短期大学は福祉施設と合同で企画したイベントについての報告、山形大学はキャリアサポーター制度について、アライアンスネットワークについての報告があった。

⑦平成26年10月29日(水)、インターンシップ普及促進シンポジウムに参加。経済産業省は産学連携によるインターンシップの普及促進に取り組んでおり、各種の調査結果から、就職を控えた学生の為と思われがちなインターンシップは、企業側も戦略的に取組むことで大きなメリットを享受できることが分かってきた。インターンシップの普及促進を背景にしつつ、インターンシップ活用による人材育成を通じた企業の成長のあり方について、最新の具体事例を交えながら情報提供と意見交換を行うシンポジウムであった。

⑧平成26年11月25日(火)、北海道グループ会議参加。NPO法人ETICより学生向け実践型インターンシップの拡大・普及・教育改善(企業の成長や企業にとって意味のある、大学・地域と連携したインターンシップの仕組み)について、北淘道エンブリッジより就職活動には自己分析と企業分析が必要であるとの話を伺った。

⑨平成26年12月9日(火)、久留米大学に講義受講・面談のため訪問した。講義は1年生後期選択科目「クリティガルシンキングと討論(グローバルとローカル)」を受講。受講学生は300名。うち1年生が約250名、2・3年生は50名ほど受講。4年生4名がアルバイトで講義のアシタントとして参加。毎回講義の前後で講師とアシスタントのミーティングを開催し議論をしている。

⑩平成26年12月19日(金)、インターンシップ等の取組拡大情報交換会参加。文部科学省、経済産業省、日本学生支援機構からの説明後、「インターンシップに係る専門人材」、「大阪府立大学における海外インターンシップ」、「キャリア教育とインターンシップについて」の3つの講演が実施された。11地区各大学のグループの取組事例発表があった。学生の就業意欲を高めるために、インターンシップに参加し就業体験をすることはとても重要であると感じた。

実務家による講演会の開催や、外部研修会等への参加

5.インターンシップ等の取組拡大に関すること
(1)インターンシップに関する職員の能力向上のための学習会
①平成27年1月7日(水)10:40~12:10 5名参加
学生や企業などに伝わりやすいプレゼンカを学ぶ機会として、心理・キャリアカウンセラーとして活躍している外部講師を招き学習会を実施した。プレゼンを成功させるには、テーマがぶれないこと、見た目などの印象を残すこと、スピーチの縡めくくりが重要であるとの内容であった。

②平成27年1月8日(木)10:40~12:10 5名参加
学生が望むもの、相手主体の相手理解をする方法を学ぶ機会として、キャリアカウンセラーとして活躍している外部講師を招き学習会を実施した。相手主体の相手理解を示すためには、学生の長所をほめ、成長を認め、やる気を出しながら相談を進め、現在の雇用状況や進路選択における学生の意識変化に常に敏感になること、学生が「自分で決めた事」と実感させることが重要であるとの内容であった。

就業力養成科目の教授能力向上や実施方法に関する取り組み

(2)インターンシップ先企業への訪問調査
インターンシップの取り組み状況や採用状況などを伺った。
・帯広・釧路地域:金融業、医療・福祉、運輸業等15社
・小樽・登別地域:食品製造業、宿泊葉、医療・福祉等3社
・函館地域:運輸業、医療・福祉、食品製造業等8社
・旭川・滝川地域:金融栗、鉱業、建設業等8社

6.地域企業へのヒアリング調査と事業評価
(1)若年者向け職業教育に関する企業・大学間比較分析
大学における職業敦育に関する意識等を地域企業へ聴取し比較分析を行った。平成19年~24年度の本学学生の就業先の中から、4分野10社を対象とした。社会福祉系2社/スポーツ系2社/芸術、建築、デザイン系1社/その他一般5社。ヒアリング内容としては、「仕事上必要な知識やスキルの教育・社会人基礎力をどのように教えるか」「基礎学力強化」「若手社員のやる気を引き出すための対策」「育成する担当者の指導力」「探用の際の出身校のHP確認」について伺った。

(2)地域企業へのヒアリング調査による本事業の評価
本学が実施した平成26年度の事業について、10社の企業に対して具体的な取組内容を説明して本事業のへの評価を聞いた。“自己分析ツール教材”など各種教材の作成に関する取組や、“就業力養成科目の指導案の作成”など“教授能力の向上に関する取組”について、高く評価する声か多かった。また、大学ホームページでの“本事業の情報発信”のわかりづらさを指摘する声がいくつか聞かれた。


7.情報発信
今年度の事業における活動内容について、Webサイトなどによる情報発信を行った。
(1)産業界ニーズ事業WEBページの更新
本学ホームページ内で開設している産業界ニーズ事業独自のページの更新を行った。
URL http://www.hokusho-u.ac.jp/lifelonglearning/industrialneeds/

(2)事業取組概要パンフレットの作成
平成24年度から26年度までの3年間の取組概要を「整える」「創る」「学ぶ」「聞く」「体験する」「分析する」の6つのカテゴリーに分けてまとめたパンフレットを作成した。

3年間の事業概要パンフレットPDF

情報発信

(3)北海道・東北ブロック報告書 成果集 事業概要や全体会議、地域グループ会議の次第・議事概要、各校の事業概要、有志グループでの取組(インターンシップ評価、ジョブシャドウイング、インターンシップにおける4大学連携、学生発表会)をまとめた「報告書 成果集」を幹事校の秋田県立大学を中心に作成した。(A4判全144ページ)。

北海道・東北ブロック報告書