今年の北海道・札幌市の教員採用試験の１次試験の結果が７月21日（金）に発表となり、スポーツ教育学科では、北海道の高校が12名（１名大学院生含む）、中学校が16名、特別支援学校（中学部）が４名、札幌市の中学校・高校が１名、特別支援学校（中学部・高等部）１名の計34名の現役学生が合格し、現在８月４日（金）～６日（日）に行われる２次試験に向けてがんばっているところです。
本学の教職ゼミでは、それぞれの指導教員が専門性を生かした指導を行い、現場で活躍できる教員の育成に努めていますが、本日は、私のゼミ（森ゼミ）の活動を紹介したいと思います。
指導教員の私が、元々学校で教員をしていたことや、教育委員会で勤務していた経験を生かし、毎週のゼミ活動では、教わる側から教える側に意識をシフトするため、現場で起こりうるさまざまなことや、学校や教員、教育に関するタイムリーなニュースなどを題材にして、現場の教員としてどう対応するか、どのようなことに配慮するか、生徒や保護者、同僚とどのように関係を築いてゆくか、実技の指導についてどのように行っていくのがよいのか…などについて、仲間と意見を共有したり話し合う中で、教員としての視点で考えるトレーニングを行っています。
また、学校とのネットワークを生かして、学校見学実習として、授業や部活動を見せていただくだけでなく、実際に現場で指導に当たっている教員と学生が自由に話をすることができる場面を設定することにより、現場の感覚を肌で感じ、教職に就くというモチベーションを高めることができるようにしており、前期は、すでに高校と中等教育学校に訪問させていただき、後期には中学校に訪問する予定となっています。さらに、保健体育科教育に関わる学会や研究会にも参加しており、毎年３月に福岡で行われる研究会では、４年生が卒業研究として書いた論文の内容を発表することとなっているなど、盛りだくさんな活動を行いながら教員養成を行っています。
スポーツ教育学科では、ゼミの定員が決まっているのですが、私のゼミではゼミ生以外であっても教職希望者なら誰でも参加できるようにしているので、毎年他のゼミの学生も継続的に参加しています。
近年では、本学出身の教員採用試験合格者の割合が年々かなりの割合で増えています。一緒に保健体育科教員を目指す学生の入学を待っています。夢の実現に向けて、教職ゼミで一緒にがんばりましょう！
 
教授　森　　靖明（専門：保健体育科教育）
 

教採対策講座テキスト等


教採対策講座の様子


体育・保健体育ネットワーク研究会（参加学生）


体育・保健体育ネットワーク研究会（ポスター発表参加）


授業見学（テニス）


授業見学（保健）


部活動見学


教員との交流1


教員との交流2


森ゼミ現４年生