教員を目指す本学の学生と月形高等学校（安達妙己校長）の生徒が「学び」を通して交流する「ツキトーーーク！～遠くにいてもｔａｌｋでつながる」が９月１５日、同校体育館で行われました。本学教育学科の杉浦勉先生が引率する学生８名と同校の全校生徒２９名が参加。対話力の向上を狙った「テーマトーク」と動画づくりに取り組みました。 

　トークのテーマは「かっこいい大人になるには」。参加者を６グループに分け、大学生が高校生の意見を引き出しながら、対話をリードしました。「自信を持っている人」「常識がある」「空気を読める人」「身長が高いイメージ」など意見はさまざま。情報通信技術（ＩＣＴ）を生かして、タブレット端末でメンバーの意見を共有しながら考えを深めました。 

　「かっこいい大人になるには」。この問いに唯一の「正解」は、おそらくありません。高校生の意見に耳を傾け、考え、集約する作業は本学学生にとって、学習指導要領が掲げる「主体的・対話的で深い学び」（アクティブ・ラーニング）を肌で感じる貴重な機会になったのではないでしょうか。 











　動画づくりはグループの絆を深めるため、「トーク」に先立って行われました。最初はちょっと緊張気味のグループもありましたが、各グループそれぞれ動画内容が決まると体育館を飛び出し、校舎内の他の場所や校庭で撮影していました。撮った動画は高校生がタブレット端末で手早く３０秒の作品に編集。あまりの巧みさに「すごい」と感想を漏らす学生もいました。 









　今回の訪問では予期せぬ再会がありました。男子学生の一人が、かつての恩師とばったり。互いに驚きながらも、言葉を重ねていました。 
　安達校長は“教員の卵”に「これも、先生の魅力ですね」。