最新のエントリー


アーカイブ

 

新着情報

芸術学科 新着情報

台湾の児童が芸術学科で創作体験 北海道を彫刻と日本画で表現
2025.06.23芸術学科
 6月19日・20日の2日間、台湾・建安国民小学校の児童たちが本学を訪れ、彫刻および日本画の体験授業に参加しました。これは国際交流の一環として企画されたもので、児童たちは本学のアトリエで、北海道の自然をテーマにした作品づくりに取り組みました。
 19日は山下圭介先生(彫刻)の指導のもと、石膏を使って北海道の自然をかたちにする彫刻体験を実施。動物や風景など、児童たちはそれぞれの発想で造形に取り組みました。制作を支えたのは、山下ゼミ学生の皆さんです。言葉が通じない場面もジェスチャーや実演を交えながら丁寧にサポートし、少しずつ打ち解けていく様子が見られました。
 20日には朝地信介先生(日本画)による日本画体験が行われました。テーマは「北海道の動物」。児童たちはシマエナガなど北海道に生息する生き物をモチーフに、顔料と筆を用いて日本画に挑戦しました。繊細な筆遣いに苦戦しながらも、色の重ね方や細部の描写に集中する姿が印象的でした。こちらも大学生が補助に入り、一人ひとりに寄り添って制作を支援しました。
 いずれのワークショップも児童たちは終始真剣な表情で創作に取り組みました。学生たちにとっても、どのように説明し伝えるかを考える貴重な体験をすることができました。
 台湾側の先生や保護者からは、「先生方と学生の皆さんがとても熱心に、しかも優しく丁寧に指導してくださって感激しました」といった声が寄せられ、芸術を通じた国際的な交流の価値が改めて感じられる機会となりました。
 本学芸術学科では今後も、こうした創造力を育む交流活動を通じて、異なる文化や世代との出会いと学びを大切にしていきます。