スポーツ健康づくりの推進役を果たします
本研究科は、北海道をはじめ氷雪寒冷圏域における生涯スポーツ社会の発展に向けて、運動・スポーツや健康に関する学術的研究能力と専門的技能を修得し、その指導的役割を担う人材の養成を目的としています。
”豊かな生涯スポーツ社会の発展に貢献する”
入学定員6名/ 標準修業年限 2年
「スポーツ科学」、「応用健康科学」、「スポーツ教育学」の3つの視点によって、生涯にわたるスポーツ活動を理論体系化し、年齢層やスポーツ技量の違いなど、各対象に応じた質の高いスポーツ指導・支援が可能な人材を養成します。
教育課程の特徴
本専攻のカリキュラムは、「基礎教育領域」と「応用教育研究領域」の2階層構造からなり、「基礎教育領域」で氷雪寒冷圏域を中心的対象とする生涯スポーツや環境・スポーツ適応協関に関する科学的知識基盤を大学院レベルで構築、「応用教育研究領域」ではスポーツ科学、応用健康科学およびスポーツ教育学の専門的素養を大学院レベルに特化・深化させます。
修了者は修士(スポーツ科学)が授与されます。また中学校・高等学校教諭専修免許状(保健体育)を取得できます。
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取得できる資格
中学校・高等学校教諭専修免許状(保健体育)
中学校教諭一種免許状(保健体育)、高等学校教諭一種免許状(保健体育)を有している者は、教育職員免許法及び教育職員免許法施行規則に規定された科目を修得することにより、それぞれ当該免許状の専修免許状を取得することができます。
取得学位
修士(スポーツ科学)修了者に授与
予想される進路
・地域スポーツ振興を担う市町村職員および総合型地域スポーツクラブの職員・マネージャー
・医療施設・健康づくり施設の健康運動指導者
・中学校・高等学校の保健体育教諭
・学術研究を目指す博士後期課程進学
・大学等の高等教育機関教員や助手・研究機関研究員や助手など
修了後の進路(過去8年間)
・医療施設職員 10名
・中学校教諭(保健体育:正規) 1名
・中学校教諭(特別支援学級:正規) 1名
・中学校教諭(保健体育:臨時) 3名
・高等学校教諭(保健体育:臨時) 2名
・特別支援学校教諭(保健体育:正規) 2名
・小学校教諭(臨時) 1名
・北海道警察 1名
・一般社団法人職員 1名
・高等学校職員 1名
・特別支援学校職員 1名
・専門学校教員 1名
・大学講師(非常勤) 2名
・スポーツ施設運営職員 1名
・児童通所支援センター 1名
・民間企業(実業団選手) 1名
・私立大学助手 1名
・私立大学アスレティックトレーナー 1名
・スポーツ庁専門職 1名
*社会人特別選抜入学者を含む
光学式モーションキャプチャシステム
身体に赤外線反射マーカを貼付し、赤外線カメラで撮影することで、マーカの三次元座標を計測することができる装置です。床反力計や表面筋電計と同期計測することで、身体運動における姿勢や動き、力や筋活動を記録することができます。
マーカレスモーションキャプチャシステム
Theia3Dは次世代のマーカレスモーションキャプチャーシステムです。被験者は普段通りの服装でモーションキャプチャーが可能です。カメラ映像から独自AIによって自動で人体の骨格データのみを認識し、最適なモデルが適用されます。後処理が全く不要であるため、短時間でより多くのデータを解析することが可能です。
呼吸代謝測定装置
安静時および運動時に呼気ガス分析を行い、エネルギー消費量を算出することができます。漸増負荷運動時に用いることにより、有酸素性作業能力の有効な指標である換気性閾値や最大酸素摂取量を測定することができます。
大型トレッドミル
ベルトコンベア状の走行運動機器で、速度0~40km/h、傾斜-10~25%の範囲で調整可能。幅1.8m×縦3mと面積が広く車椅子やローラースキーを利用した測定も可能。
多用途筋機能評価運動装置(BIODEX)
全身の各関節の等速性筋力を測定・評価することが可能。疾患のある方やトップアスリートのコンディショニング評価が可能。
体脂肪測定装置(BODPOD)
空気置換法により、被験者の体積と体重から密度を求め、体脂肪を正確に測定することが可能。
低酸素制御装置・人工気象室
低酸素環境を人工的に作り出し、有酸素能力の向上や高地順応のためのトレーニングが可能です。有酸素及び無酸素性持久力向上のトレーニング方法の開発に利用されます。
超音波診断装置
非侵襲的で筋肉量、質、硬さや血管の機能、筋損傷などの情報を得ることができ、身体機能・組成評価などに利用可能。
脳活動画像診断装置
運動に関わる認知課題遂行時の脳血流変化を記録し、脳神経活動を評価する装置であり、認知症予防のための研究が可能である。