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生涯スポーツ学研究科

「博士(スポーツ科学)」の学位を取得できる、北海道唯一の博士後期課程。

今⽇、⼈々が⽣涯にわたってスポーツに親しみ、豊かで活⼒ある社会を実現することが求められています。博士後期課程では、氷雪寒冷圏域を中心とした生涯スポーツの推進に向けて、高度な学門的専門知識、科学的分析能力や学術的研究能力を備えた人材を養成し、スポーツ科学・生涯スポーツ学の推進に貢献することを目的とします。豊かな生涯スポーツの推進に向けて、一緒に研究活動を行いましょう!

生涯スポーツ学専攻 博士後期課程(令和3年4月開設)

”冬季スポーツの競技力向上”および”健康寿命を延ばすための健康づくり”

入学定員3名/標準修業年限 3年

「スポーツ科学」、「⽣涯スポーツ学」の2つの研究分野によって、北海道をはじめ氷雪寒冷圏域における生涯スポーツ社会の発展に向けて、運動・スポーツや健康に関する学術的研究能力と専門的技能を修得し、地域に根ざした生涯スポーツ振興の指導的役割を果たす人材を育成します。

生涯スポーツ学専攻 博士後期課程のイメージ写真
 

教育課程の特徴
本研究科の教育課程には2つの研究分野を位置づけています。それぞれ、「スポーツ科学研究分野」と「⽣涯スポーツ学研究分野」となります。

スポーツ科学研究分野
スポーツの科学的研究⼿法を用いて、スポーツ科学の理論化・⾼度化を⽬指します。競技スポーツのパフォーマンス向上のためには、体⼒向上や運動遂⾏の最適化が重要であり、⾃然科学的な分析・評価⼿法を修得し、エビデンスに基づく運動とトレーニング指導に貢献することを⽬的とします。地域特性を⽣かした冬季スポーツ種⽬を中⼼とする競技スポーツを医・科学の側⾯から捉え、スポーツ動作の理論化・⾼度化に貢献する⼈材を養成します。

⽣涯スポーツ学研究分野
⼈⽂・社会学的⼿法や健康科学的⼿法を⽤いて、⽣涯スポーツの理論化・⾼度化を目指します。子どもの体力向上・スポーツ活動の推進や、高齢者の健康寿命を延ばすための健康づくりの実践的な研究を通し、健康で⽂化的な⽣活を営み、⽣涯にわたってスポーツを享受することができる生涯スポーツ社会の実現に貢献することを目的とします。これらの学識を備えた上で、⽣涯スポーツの振興、発展に貢献できる人材を養成します。

博士後期課程における2つの軸

3つのポリシー

カリキュラムマップ

カリキュラムマップ
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修了要件

① 必修4科目14単位と選択1科目2単位を含む合計16単位以上を修得すること。
② 学位授与審査に合格し、博士論文が受理されること。標準修業年限は3年とし、最長6年間の在学を可能とする。

共通科目
(必修)
専門科目
(選択)
研究指導科目
(必修)
修了のための
単位修得要件
2単位 2単位以上 12単位 16単位以上

学位

取得学位
博士(スポーツ科学)Doctor of Philosophy in Sport Sciences

博士論文の提出要件
・筆頭著者として査読付き論文の掲載が2編以上決定されていること
・国際学術会議での研究発表を1回以上行っていること

学位取得のプロセス

出願 ・志望理由書及び研究計画書とともに、TOEICまたはTOEFLのスコアを出願書類に添付して提出する
入学試験 ・口述試験
1年次 ・大学院便覧、講義要綱に基づいたガイダンス(4月)
・研究分野、研究指導教員及び副指導教員の決定(4月)
・必修科目「Sports Academic English」を履修(前学期)
・研究指導教員による履修指導と研究計画の指導
・必修科目「特別研究指導I」を履修(通年)
・調査・実験の開始。データ収集・分析の実施。
・研究進捗報告会で進捗状況を報告する(10月)
2年次 ・必修科目「特別研究指導Ⅱ」を履修(通年)
・学会等で研究発表及び学術誌への論文投稿
・研究進捗報告会で進捗状況を報告する(10月)
3年次
(最終年次)
・必修科目「特別研究指導Ⅲ」を履修(通年)
・研究進捗報告会で進捗状況を報告する(10月)
・論文原稿の提出(12月)
  論文原稿の提出要件
  ①筆頭著者として査読付き論文の掲載が2編以上決定されていること(※)
  ②国際学術会議での研究発表を1回以上行っていること
・学位審査:論文審査、口頭試問、発表審査会(1、2月)
・学位授与,博士課程修了(3月)
  修了要件
  ①必修4科目14単位と選択1科目2単位を含む合計16単位以上を修得
  ②博士論文審査に合格し、博士論文が受理されること

進路・就職実績

予想される進路
・大学・研究所等での研究職員
・国立スポーツ科学センター(JISS)や都道府県設置の医科学センターにおける研究員
・プロ・実業団スポーツチームにおけるコーチ、動作分析・戦術アナリスト
・研究用計測機器の製造・販売する企業の専門的研究技術職
・地域スポーツ振興を担う都道府県職員・公的機関
・総合型地域スポーツクラブの職員・マネージャー
・医療施設・健康づくり施設での健康運動指導者 

研究機器・備品

光学式モーションキャプチャシステムのイメージ写真

光学式モーションキャプチャシステム
身体に赤外線反射マーカを貼付し、赤外線カメラで撮影することで、マーカの三次元座標を計測することができる装置です。床反力計や表面筋電計と同期計測することで、身体運動における姿勢や動き、力や筋活動を記録することができます。

マーカレスモーションキャプチャシステムのイメージ写真

マーカレスモーションキャプチャシステム
Theia3Dは次世代のマーカレスモーションキャプチャーシステムです。被験者は普段通りの服装でモーションキャプチャーが可能です。カメラ映像から独自AIによって自動で人体の骨格データのみを認識し、最適なモデルが適用されます。後処理が全く不要であるため、短時間でより多くのデータを解析することが可能です。

呼吸代謝測定装置のイメージ写真

呼吸代謝測定装置
安静時および運動時に呼気ガス分析を行い、エネルギー消費量を算出することができます。漸増負荷運動時に用いることにより、有酸素性作業能力の有効な指標である換気性閾値や最大酸素摂取量を測定することができます。

大型トレッドミルのイメージ写真

大型トレッドミル
ベルトコンベア状の走行運動機器で、速度0~40km/h、傾斜-10~25%の範囲で調整可能。幅1.8m×縦3mと面積が広く車椅子やローラースキーを利用した測定も可能。

多用途筋機能評価運動装置のイメージ写真

多用途筋機能評価運動装置(BIODEX)
全身の各関節の等速性筋力を測定・評価することが可能。疾患のある方やトップアスリートのコンディショニング評価が可能。

体脂肪測定装置のイメージ写真

体脂肪測定装置(BODPOD)
空気置換法により、被験者の体積と体重から密度を求め、体脂肪を正確に測定することが可能。

低酸素制御装置・人工気象室のイメージ写真

低酸素制御装置・人工気象室
低酸素環境を人工的に作り出し、有酸素能力の向上や高地順応のためのトレーニングが可能です。有酸素及び無酸素性持久力向上のトレーニング方法の開発に利用されます。

超音波診断装置
非侵襲的で筋肉量、質、硬さや血管の機能、筋損傷などの情報を得ることができ、身体機能・組成評価などに利用可能。

脳活動画像診断装置
運動に関わる認知課題遂行時の脳血流変化を記録し、脳神経活動を評価する装置であり、認知症予防のための研究が可能である。


 

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