去る2月24日~29日、平成27年度多文化理解体験研修が実施されました。フィリピンのカオハガン島は日本人の崎山克彦氏が島全体を買い取り、自然と共生して暮らす「何もなくて豊かな島」として注目されています。この島は国連の定める貧困レベルをさらに下回るのですが、崎山氏により衛生環境や教育、医療などの基本的生活基盤は整備され、島民はいつも笑顔で幸せに暮らしているそうです。
研修団一行は3日目に小学校を訪問、3年生と4年生のクラスを対象に図工の授業を一緒に行いました。学生と児童とのコミュニケーションは英語と覚えたてのビサヤ語ですが、絵を描いたり、身ぶり手ぶりで通じ合えたようです。事前に準備していた授業計画通りに進行し、日本から持参したクレヨンは子供たちに大好評で、思い思いに楽しんで描いていました。
帰国日前日はホームステイとして1人ずつ島民の家族と共に半日を過ごしました。直前までかなり緊張したようですが、島民の笑顔と優しさに迎えられ、家事手伝いをしたり子どもたちと遊んだりと、心に深く残る体験をしたようです。
水の大切さを実感し、夜間は電気がなくランプのみの生活、熱帯珊瑚礁保護の活動を実際に自分の目で見ることなど、日本ではできない様々な経験を通して学びを深め充実した研修を終えて帰国しました。
参加者の研修報告書をぜひご覧ください。
研修報告書(1)
研修報告書(2)
研修報告書(3)
研修報告書(4)
研修報告書(5)
研修報告書(6)
研修報告書(7)
研修報告書(8)