2月6日(木)、臨床心理学専攻修士2年生6名が修士論文研究の発表を行いました。臨床心理士をめざして、学内外の実習機関での長期間にわたる臨床心理実習、そして多くの課題が課せられる講義・演習をこなしながら、数回の中間発表を経て進めてきた研究の成果の最終発表です。口頭発表20分、質疑応答20分の設定で、時間をしっかりかけて、一人ひとりが周到に準備したスライドや配布資料をもとに発表しました。
最終発表に至るまでには1年次からの数回の中間発表を経て、そこで得たコメントから研究計画の修正や検討の方針を再考しつつ努力を積み重ねてきました。その成果として、臨床心理学の研究領域と現場での実践に寄与する知見が報告され
ました。
今年度の研究テーマは以下の通りです。
「現代青年の人生の意味とwell-beingの関連について
-意味の保有(presence)・追求(searching)の観点から-」
「発達障がいをもつ子どもと保護者の支援に携わる対人援助職者の支援観に関する研究-心理職の語りに焦点を当てた質的分析の結果から-」
「大学生における就職不安とキャリア意識との関連-性別・専攻学科の側面から-」
「対人不安のメタレベル肯定度が身体症状・行動回避に与える影響」
「青年期における心理的居場所感に影響を及ぼす要因-自己開示、対人認知、性格特性との関連-」
「対人恐怖心性と攻撃性、信頼感との関連について」