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スポーツ教育学科 新着情報

フィールドワークをしながら教育を考える
2022.01.28スポーツ教育学科
西村研究室は、スポーツ・運動や体育科教育を専門的に研究するスポーツ教育学科のなかで、唯一子どもの発達援助について教育学的に研究するゼミ活動をしています。とくに、国内外の学校教育や社会教育の現場をフィールドワークしながら、社会的排除のリスクに抗する教育制度や実践づくりを研究しています。今年度の4年生たちは、3年の春休み期間に、平取町の二風谷コタンを訪れました。東京オリンピックで「多様性と調和」が大会ビジョンになったように、近年多様性を尊重した社会づくりが注目されてきました。ゼミ生たちはその課題を深く考えようと事前学習を重ね(映画「アイヌモシリ」鑑賞からアイヌ民族の歴史や文化についての調査文献資料を読む)、問いをもってフィールドワークを行いました。平取町立二風谷アイヌ文化博物館では、平取町教育委員会職員の関根氏に展示の解説をしていただき、そのあとで、関根氏が取り組まれているアイヌ語・アイヌ文化の普及活動やアイヌの子どもたちの育ちについて質疑応答のお時間をいただきました。萱野茂二風谷アイヌ資料館では、萱野志朗館長からご自身がどのような子ども・若者期を過ごされてきたのかやアイヌ民族が日本社会のなかでどのように暮らしてきたのかについて話をお聞きしました。教員を目指すゼミ生たちは、アイヌ文化を学ぶことをとおして持続可能な開発のための教育(ESD)を考えることができるのではないかという発見とともに、日本が多様性を尊重する社会になるためには、未だ課題が山積されており、それらについて子どもとともに考え、解決にむけた実践づくりの必要性を実感した調査になりました。フィールドワークを行いながら、自分の知らなかった世界と出会い、他者と出会い、そして自分自身と出会いなおす学びをゼミ活動では大切にしています。
 
准教授・西村 貴之(専門:教育学)


「二風谷ダム」


「二風谷コタンのチセ」


「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」


「二風谷アイヌ文化博物館で展示の解説を受ける」


「質疑応答の様子」