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スポーツ教育学科 新着情報

教員採用試験(1次)の結果と教職ゼミ(森ゼミ)の活動
2024.07.30スポーツ教育学科
 今年の北海道・札幌市の教員採用試験の1次試験の結果が7月19 日(金)に発表となり、スポーツ教育学科では、北海道の高校が13 名、中学校が22名、特別支援学校(中学部)が1名、札幌市の中学校・高校が2名、特別支援学校(中学部・高等部)1名の計39名の現役学生が合格し、現在8月2日(金)~4日(日)に行われる2次試験に向けて教採対策講座に取り組んでいます。
 森ゼミでは、指導教員の私が元々高等学校の保健体育科教員であったことや、北海道教育委員会で勤務していた経験から、現場で活躍できる教員の育成を一番の目標にしており、学生を将来勤務する可能性のある学校種の現場にたくさん連れて行くことが特徴です。今年度もすでに、北海道札幌工業高等学校の定時制、札幌市立八条中学校、市立札幌開成中等教育学校にお邪魔して、授業を見せていただくことはもとより、その後必ず現場の先生方と学生が直接交流し、自由に話すことができる場面を設定して、現場の先生方の感覚を肌で感じてもらうようにしています。
 また、毎週定期的に行うゼミ活動としては、現場で起こりうるさまざまなことや、教育に関するニュースなどを題材にして、 自分が現場の教員としてどう対応するかなどについて、仲間と意見を共有したり話し合う中で、教員としての視点で考えるトレーニングを行っています。
 さらに、他大学と連携した取組も行っており、北海道教育大学の札幌校及び旭川校の保健体育科教育学を専攻している学生と一緒に、所属する大学を混ぜたチームを編成し、ともに模擬授業づくりに取り組んで発表する活動も行っています。模擬授業づくりの過程には、道内の力のある若手教員にメンターとしてグループに入っていただいて指導・助言を受けながら取り組み、最後の発表会には、北海道教育委員会や札幌市教育委員会の指導主事の他、多くの現職の先生方にもご参加いただき、模擬授業について振り返って議論する中で、よりよい授業づくりに向けて必要な資質・能力を身に付けることができる貴重な機会となっているほか、現場に出た後に必要となる、保健体育科教育に携わる人たちとのネットワークづくりにも役立っています。加えて、4年生は毎年3月に福岡で行われる研究会において、卒業研究として書いた論文の内容をポスター発表することとなっており、 北海道のみならず全国の保健体育科教育に携わる大学教員、行政関係者、現職教員とのネットワークを築くこともできます。
 私のゼミではゼミ生以外であっても教職希望者なら誰でも参加できるようにしているので、毎年他のゼミの学生も継続的に参加しています。本学出身の教員採用試験合格者の割合は年々かなりの割合で増えています。保健体育科教員を目指す学生の入学を待っています。夢の実現に向けて、教職ゼミで一緒にがんばりましょう!
教授 森 靖明(専門:保健体育科教育)


 
教採対策講座の様子


札幌工業定時制

 
八条中学校(保健)                                                       

 
開成中等教育学校(陸上)

 
開成中等教育学校(テニス)              


開成中等教育学校(教員との交流) 

 
模擬授業の様子

 
メンターと学生

                     
ポスター発表