4月29日の健康福祉学概論Ⅰでは、特別養護老人ホームの相談員として活躍されている社会福祉士の方に外部講師として仕事の魅力を語っていただきました。
利用者とその家族がこれからどのように暮らしていきたいのか、相談員がその希望を聞いて援助につなげるためには、きちんと相手の話に耳を傾けて、その人を理解することが大事とのことでした。相談員が「この人はどんな人生を送ってきたんだろう」など相手に興味を持つことも大事であり、相手の人生を通して自分の視野が広がるということも仕事の魅力の一つと話してくださいました。
また、ミニワークショップでは高齢者が具体的にいろいろなものを失っていることを指摘してくださり、学生たちは「利用者=介護が必要な人」だけではない視点に気付くことができました。だからこそ、利用者がこれからの生活で大切にしたいこと、それを一緒に大切にしたいとのことでした。
ご本人の大学時代の経験なども話して下さり、学生からは「大学時代にいろいろ挑戦したいと思った」「社会福祉士になるモチベーションが上がった」などの声が聞かれ、良い刺激になったようです。