台湾・台北市の建安国民小学校から、校長先生と教員5名、児童19名、保護者15名の計39名が6月19日・20日に本学と江別市立文京台小学校を訪問し、日本の学校文化や大学での学びに触れる国際交流を行いました。今回の訪問は、2025年2月に本学の海外研修の一環として教職員および学生が台湾を訪問し、建安国民小学校との交流を行ったことをきっかけに実現したものです
文京台小学校では、3年生と6年生の児童との学年別交流が行われました。3年生とは学校生活や遊びについて質問を交わし合い、6年生とは平和の象徴である折り鶴の折り方を教わるなど、言葉や文化の違いを越えた温かなコミュニケーションが育まれました。給食も一緒に体験し、日本の学校の日常を肌で感じる貴重な機会となりました。
文京台小学校と本学は連携協定を締結しており、日頃から本学の学生が同校でボランティア指導に取り組んでいます。今回の国際交流も、こうした地域の教育現場との継続的な連携があってこそ実現できた取り組みです。
本学での歓迎セレモニーでは、山谷学長より「教育と文化を通じた交流を通して、未来につながる国際的な友情が育まれることを願っています」とのご挨拶があり、続いて建安国民小学校の蔡校長より感謝の言葉が述べられました。両校長の間では記念品の交換も行われ、相互理解と信頼の気持ちが形として交わされました。
また、芸術学科からは山下圭介先生、朝地信介先生とゼミ生の皆さんが芸術体験ワークショップを担当し、児童たちは彫刻と日本画の制作にも取り組みました。創作活動を通じて日本の芸術文化に親しむとともに、学生との自然な交流も生まれました。
本学では今後もこうした国際交流活動を通じて、学生の学びと多文化理解を支える取り組みを継続してまいります。今年度も台湾へ海外研修を予定しており、再び建安国民小学校を訪問できるよう計画を進めています。