2025年9月、本学の学生が5日間にわたり台湾での海外研修に参加しました。今回の研修は「教育・交流・人とのつながり」をテーマとし、現地の幼稚園、小学校、大学を訪問しながら、多彩な体験を通じて学びを深めることを目的としました。

　まず台北市立建安国民小学と附設幼稚園を訪問し、児童や園児と一緒に活動しました。学生たちは、言葉の壁を超えて交流することで、教育現場における子どもたちの学ぶ姿勢や学校文化の違いを肌で感じ取ることができました。笑顔あふれる交流は、教育に携わることの意義を改めて実感する貴重な機会となりました。今回の取り組みは現地の新聞社から取材を受け、記事として紹介していただきました。

　続いて訪問した輔仁（フーレン）大学では、体育学科の教員・学生と交流し、互いの研究や学びについて活発な意見交換を行いました。日本語文学学科では、日本語を学ぶ台湾の学生と本学学生が同世代同士で交流。「北海道と台湾のおすすめスポット」をテーマに話し合い、互いの文化や地域の魅力を紹介し合いました。その後は台湾の学生に夜市を案内していただき、食文化や生活習慣を直接体験。SNSを交換するなど、親しい関係を築くことができました。

　研修全体を通じて、学生たちは異文化理解を深めただけでなく、「初めての海外で現地の友人を得られた」という大きな喜びを実感しました。個人旅行では得られない現地の学びや人との出会いは、学生にとってかけがえのない財産です。本学では、今後もこのような国際交流の機会を継続的に提供し、学生が広い視野と柔軟な発想を持って社会で活躍できるよう支援してまいります。