障がいのある子どもでも、「できるかもしれない」という可能性は必ずあります。できることを最大限に増やす、そのためにできることは何かを研究しています。その一つに、障がいのある子どもとない子どもが共に学ぶ「共生体育」があります。多様性を受容し合い、それぞれの能力を最大限に発揮するという理念をもと、ルールや用具を障がいの種類や程度にどのように適合させるかを探求しています。障がいのある人も幼児から高齢者まで、誰もが参加できるスポーツ(アダプテッド・スポーツ)がこれからの新しい体育になると思います。
佐藤至英(心身障害学)