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わたしだけのティッシュケースを――公開講座「気軽にできるレザークラフト」
2024.02.02地域連携センターニュース


 短期大学部ライフデザイン学科の公開講座「気軽にできるレザークラフト」が1月30日に開かれました。男女14名が、手縫いでファスナー付きポケットティッシュケース作りに取り組みました。
 
 講師は冨田玲子教授(同学科)と大信田静子教授(教育文化学部芸術学科)、加藤万紀講師(同学科)の3人が担当しました。受講生は、糸の両端に針を付けて糸を交差させながら縫う「サドルステッチ」という技法を教わったあと、ひと針ひと針ていねいに革を縫い合わせて「一点もの」のティッシュケースを仕上げていました。
 
 講座では本革と合皮それぞれの長所や短所、見分け方などの解説もあり、素材についての知識を深めました。
 
(講座の様子を紹介します。)
◇       ◇
 「たのしみにしてました」。教室に入る受講生はわくわく感いっぱいです。講座は希望者が多く何人もお断りする「狭き門」となりました。キャンセル待ちした人もいます。迎えた開講の日。否応なく期待は高まります。
 
 冨田先生が作業手順や道具の使い方を説明します。手縫いの技法、サドルステッチについて「〇〇など高級ブランドと同じです」。この魅惑の一言に刺激されたのか、ほほ緩む受講生もいました。





 作業工程は①事前に開けておいたティッシュの取り出し口となる穴にファスナーをボンドで仮止めする②それを手縫いする③ケースの外郭も縫って仕上げる―です。
 ボンド止めは順調。いよいよ手縫いにかかります。針を通す穴は菱目打ちで開けます。支える指を木槌で打たないよう「タン、タン、タン」は慎重派。「タッタッタッタッタッタッ」は一気呵成(かせい)派。木槌の使い方も個性ゆたか。どんな「一点もの」が生まれるのか。楽しみです。


 
 いよいよ最後の工程、手縫いです。初心者も少なくないようで、「縫い目がガタガタ」と肩を落とす人。「不器用なので落ち込まないよう、(隣の人と)ほめ合いながらやってます」と“協力”して取り組む人もいます。思うようにいかなくても、みなさん真剣に、ていねいに針を進めます。時間が足りず、「完成は自宅で」という人もありましたが、納得の「マイ・ブランド」を手にしたことでしょう。
 
 講座終了後のアンケートには「説明が分かりやすかった」「また開講してほしい」などなど。それぞれに、楽しい時間を過ごしたようです。