先日、1.2年生合同の「教育実習報告会」が開催されました。こども学科では、1年次に幼稚園と、小学校(教育コースのみ)での観察実習を行い、2年次(長期履修生は卒業年次)に進級後、5月中旬6月初旬にかけて、15日間の教育実習を行います。
先輩の教育実習の報告は、1年生にとって来年度の実習に向けて、大変参考になり、意識の向上とともに、大変よい刺激を受けるようです。2年生にとっても、自分の実習の学びの他に、色々な実習の経験を聞くことは、視野が広がり、より深く保育・教育の実際を学ぶ機会となります。
初めに幼稚園の実習について、5名の実習生から詳しい報告を聞きました。実際に子どもたちに自分を紹介するときに使用した、お手製の教材の紹介や子どもの姿・保育者の姿から学んだこと、保育指導案の実践内容、実習日誌についての報告を聞きました。受講生の皆さんは、メモなどを取り、熱心に聞き入っていました。
実際に作成した指導案や作品も大きなスクリーンに映して、どのように書いて実践したのか、という説明の後、教材や作品などの実物と実物を部分的に拡大したものを見て詳しく学びました。来年度の参考になったことでしょう。
最後は先輩から、実習でうれしかった体験談と1年生に向けて、実習に関するアドバイスがありました。実習は緊張もあると思いますが、準備をしっかり行うことで、前向きになれたことや、元気に子どもたちと遊ぶために、日頃の体調管理を行うようにすること、子どもたちのお手本になることができるように、挨拶や言葉遣いは日頃から保育者として意識して心がけること等、1年生に向けて大変説得力のあるお話でした。
幼稚園実習の報告が終了した後は、教育コースから小学校教育実習について2名の実習生の報告がありました。実習前には、オリエンテ―ション(事前訪問)があるので、実習前に不安なことやわからないことは、すべて質問することで、安心して実習ができること、たくさんの教科の授業を実践して、小学校の先生の仕事の魅力や、やりがいを感じたこと等、小学校の先生というお仕事のすばらしさについてリアルに伝わってきました。
教育コースは、幼稚園実習か小学校実習のどちらか1つを選択することで、幼稚園教諭2種免許と小学校教諭2種免許両方の取得が可能です。この後は、保育士資格を取得する為に、保育所実習、施設実習と続いていきますので、実習生の皆さんは頑張ってほしいと思います。
また、1年生の皆さんは、8月実施予定の施設見学、9月に実施予定の観察実習、研修旅行、大きな行事「こどもの国」の準備を頑張りましょう。