本学大学院生の 西川さん（博士後期課程3年） の研究論文が、バイオメカニクス分野のトップジャーナルである Journal of Biomechanics に掲載されました。
 
「Comparison of kinematics between markerless and marker-based motion capture systems for change of direction maneuvers」
 「方向転換動作におけるマーカーレス式とマーカー式モーションキャプチャシステムの運動学的比較」
 
この研究では、方向転換動作（Change of Direction, COD）において、従来のマーカー式モーションキャプチャと、近年注目されているマーカーレスモーションキャプチャを比較し、その信頼性と有用性を検証しました。その結果、マーカーレス計測は実用的な精度で動作パターンを捉えられることが示されました。ただし、特定の関節角度においてはシステム固有の差が生じるため、結果解釈には注意が必要であることも明らかになりました。
 
西川さんの粘り強い努力と探究心が、この成果につながったことを大変嬉しく思います。指導教員として誇らしく、今後のさらなる研究発展を期待しています。