こども学科における生活科指導法(小学校教員養成課程)では、毎年、まち探検イラストマップを作製しています。具体的には、生活科の学習内容を確認し、授業の目的・過程を示します。受講者には、児童の経験する学習過程を体験しながら、その面白さ、楽しさ、難しさを理解させるねらいがあります。結果、現場教育における学習の意義やつまずきといった指導に活かすことができます。
作製した地図は、公園の遊具(遊び方を含む)、公共・商業施設、小動物(固有種)、危険な場所(通学路)の位置や様子について、現地観察(大麻駅方面 森林公園駅方面)、中間の確認を経て、描いたものです。他の受講者に向けた発表報告を行いながら、その後、作品を注意深く観察させ、他者からも丁寧に学びます。
これらの過程は、推奨する検定・資格にも関連させています。小動物(固有種)の生態・特色は
こども環境管理士、イラストと文の組み合わせは
認定絵本士、自然的・社会的事象に関する情報収集は
学校図書館司書教諭といった知識・技能に関連します。小(幼保)の基礎免許資格に、推奨検定・資格が、どの活動・場面で、どのような知識・技能が結びつくのか、気付かせ、学修効果を高めます。
【授業担当:菊地達夫】
図 まち探検イラストマップ作製の授業構造(生活科指導法)と他の検定・資格との関連
写真1 受講者による地図作品の発表の様子
受講者は、①公園の遊具(遊び方を含む)、②公共・商業施設、③小動物(固有種)、④危険な場所(通学路)の位置や様子の順で説明し、⑤作製の工夫や苦労したことも発表します。

写真2 受講者が他者作品から学んでいる様子
受講者は、各作品の記録ができるワークシートへ、他者作品の特色や工夫について記録をしていきます。この後、他者作品から得た成果を自身の作品と対比しながら自己評価し、どのような改善・工夫が必要か考察させています。

写真3 まち探検イラストマップ例1(大麻駅方面)
この作品では、これまでになかった「モエレラビトリー」という施設を対象とした点が評価できます。また、江別のゆるキャラ「えべチュン」を連想させるイラストも目立ちます。

写真4 まち探検イラストマップ例2(大麻駅方面)
この作品では、事象のイラストの丁寧さ・統一感が光ります。また、その基礎情報にAIを利用した点も新しい試みでした。

写真5 まち探検イラストマップ例3(大麻駅方面)
この作品では、動物、遊具、キャラクター等、手作り感が満載です。とりわけ、はんのき公園の遊具は、稼動式の仕掛けがされています。