北翔大学には道内で唯一のバリアフリー屋内プールがあります（25m×6コース、水深1〜1.2m）。屋内プールでは、学生を対象にした水泳授業だけでなく、地域住民を対象とした健康づくりの場としても活用されています（地域総合型クラブ：スポルクラブ）。
プールはただ泳ぐだけでなく、健康づくりやリハビリテーションなど予防医学的にも活用することができる運動環境です。水を媒体として健康の維持増進させることが可能でそうした概念をアクアフィットネスと呼びます。
現在、花井ゼミの3・4年生は、積雪寒冷地域住民を対象にした水中運動教室の指導補助を学習しています。これは、花井ゼミの大学院生の高田大誠さんの研究の一環で、水中運動実践が転倒予防に効果があるかどうかを検証するための教室です。ゼミ生達は、健康づくりや運動処方の理論だけでなく、実際に体力測定や水中運動の指導補助を通じて中高齢者の運動指導や健康づくりのための学びを実践の場で深めています。花井ゼミでは、スポーツ科学やアクアフィットネスの理論と実践を学び、専門性を身につけ活用していくことができる人材の育成を目指しています。
教授・花井 篤子（専門：応用健康科学、水泳水中運動処方）
体力測定前の準備体操の様子
転倒予防のための水中運動教室の指導補助の様子
