8月20日〜22日に芸術学科 服飾美術分野の学生を対象に「ドレーピング」の夏期講習を行いました。担当は
織田奈緒子准教授です。
授業で実施された「
ドレーピング」(2年次・選択科目)の基本的な技術を応用して深める内容で、参加を希望した学生たちは、自分でデザインした作品や、チャレンジしてみたいデザインなど思い思いに課題を設定し取り組みました。
初日はデザイン分析とボディやトワルの準備を行い、2日目から制作をスタートさせます。丁寧な個別指導を受けられるよう少人数制で実施され、参加した学生たちは教員に積極的に質問し制作を進めていました。
【写真】作品制作に取り組む学生
授業では90分という限られた時間の中での制作となりますが、3日間連続で行うことで各自がそれぞれの作品の着地点を見つけ、集中して取り組むことができます。
広々とした実習室を最大限に活用し、自分のペースで納得できる完成を目指します。

【完成作品】
ドレーピングとは、立体裁断とも言われ、布を直接ボディ(人体)に当てて、服を造形しながら形作るパターンメイキングの手法です。思い描いたシルエットを作成する為に、目で確認しながらパターンを作成することができるのが特徴です。実際の生地を用いることもありますが、トワル(シーチング)と呼ばれる、仮縫い用の生地で行うのが一般的です。
パターンメイキングとは、デザイナーのデッサン(デザイン画)を立体物である服にするために、型紙におこす作業のことを指します。平面のデザイン画を実際の服に近づけるためのとても重要な作業ですが、その作業を専門的に行うのがパタンナー(パターンメーカー)と呼ばれる職業です。
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