教職ゼミの学生が、10月3日(木)に北海道美唄尚栄高等学校にお邪魔しました。ここは、全国の高校の中で2校しか選ばれない、国立教育政策研究所の教育課程研究指定校(保健体育)であり、「保健体育で育成すべき、学びに向かう力、人間性等を養うための指導方法と評価方法の研究」をテーマとして、先進的な授業実践と研究を行っている学校です。当日は、研究指定校としての研究協議会が開催されており、道内はもとより、遠くは三重県まで、多くの現職の保健体育科教員が参加し有意義な研修を行っていたのですが、ここに本学の学生も参加させていただきました。体育と保健の授業を見せていただいた後、指定校としての取組についての発表や質疑応答、ワークショップ形式での意見交流など、今後の保健体育科教育の方向性がわかる大変有意義な学校訪問となりました。ちなみに、この学校には本学の卒業生が保健体育科教員として勤務しており研究指定校の業務の一端を担っています。
最後には、「教職という仕事は想像以上に大変なことが多いけれども、その中でも生徒の成長を間近で感じることなど、少ないがとてもやりがいの感じられることを糧にがんばれる。同じ立場で一緒に働ける日を待っている。」との激励の言葉をいただき、学生のモチベーションも高まっていました。
北海道の教員試験の合格者発表もいよいよ10月16日と迫っているところですが、今回参加した学生が一人でも多く合格し、来春は自分自身が教壇に立って、今回の研修の成果を発揮してもらいたいと願っています。
教授 森 靖明(専門:保健体育科教育)