地域福祉学科介護福祉コース2年生は、春休み期間である2月5日から3月19日まで6週間(30日間)にわたり介護実習Ⅱに取り組みました。今年は8名の学生が、四か所の特別養護老人ホームと介護老人保健施設に分かれて実習をしました。大学の講義や演習で2年間学んだことを、介護福祉の現場である各施設において、入居する高齢者への介護を実践させていただくことで、介護福祉士としての学びを深めていきます。
介護実習Ⅱでは、受け持ち利用者をお一人定め、その方の生活がより良いものになるよう介護計画を立案し実践・評価するという「介護過程」が大きな課題になります。受け持ち利用者との日常的な関わりから、その方の思いや生活上の課題を汲み取り、支援の方法を考えます。そのためには、まずはその方を知ることが第一歩です。学生の「介護過程」の取組みは、コミュニケーションをとることから始まりました。
その他にも、夜勤実習やレクリエーション企画などの様々な学びを通して、学生はグンと成長して大学に戻ってきます。
紹介した写真は、特別養護老人ホーム「かりぷ・あつべつ」での実習の一コマです。実践的な実習のかたわら、定期的に実習指導者からの記録指導や実習へのご助言をいただく「カンファレンス」という大切な学びの場です。