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スポーツ教育学科 新着情報

学生主体となったムーブメント活動等の実践研究をしています
2019.05.08スポーツ教育学科
瀧澤ゼミでは、これまでゼミの3年生と4年生がいっしょになって、「えべつ子ども支援サークル『にじのこ』」数名の子どもたち(小学生・中学生)を対象に、
当ゼミ生が主体的にムーブメント活動のプログラムを作成し、月1回、90分間程度で、この活動を実施してきました。
子どもたちには、毎回ほとんど途切れることなく楽しみに参加してもらい、その際は保護者の方につきそってもらいました。
そして、歴代のゼミ生たちは、子どもたちにかかわれることを魅力に感じながら、ムーブメント活動を楽しいものにしようと
努力してきました。ゼミ生の多くが、この活動等の成果を科学的手法で卒業論文としてまとめ発表してきました。
しかし、この活動も、昨年度まで5年間継続できましたが、子どもたちが今年の4月から高校生になったことを
契機に、これまでの活動を取りやめることにしました。今年度からは新しい形でのムーブメント活動を実施すべく準備しています。
 
今年度からは、これまでも一部実践してきましたが、「シェルボーン・ムーブメント」を中心とした実践研究を実施予定です。
「シェルボーン・ムーブメント」は、安全を提供してくれる床面と、パートナーとなるべき他者との活動を通して、自分自身の身体に対する認識と自信、そして他者に対する信頼を目的に、ベロニカ・シェルボーンによって創案されました。その対象範囲は高齢者、成人から子どもまで、知的障がい、肢体不自由、発達障がい、重度・重複障がいなど、様々な障がいに適応させることができます。
 
全国的には、学校教育現場をはじめ、児童発達支援・放課後デイサービス等の福祉領域でも採用されつつあり、徐々に知られるようになりました。ゼミ担当者は、日本シェルボーン・ムーブメント協会公認の国際シェルボーン・ムーブメントインストラクターの資格があり、このムーブメントのわが国における先駆者的役割を担っています。今年の4年生は、このシェルボーン・ムーブメントを卒業論文のテーマとして選択し、実践研究に取り組もうとしているゼミ生もいます。ムーブメント活動等の成果や意義等について、科学的アプローチで研究の営みを実践すること。これが、瀧澤ゼミの特色の一つです。

准教授 瀧澤 聡(専門:特別支援教育)